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さく:村田友梨
え:megkmit
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さく:村田友梨
看護師、クリニック事務長、看護大学の外部講師。
1988年生まれ。東京都在住。
幼少期に喘息で入退院を繰り返した際、
看護師に勇気づけられた経験から自身も看護師を目指す。
現在は小児科で働き、子どもの症状や病気についてSNSで発信。
次第に、子どもへの説明や心の準備をする時間が
とれないことに違和感を覚え、
子ども、保護者、医療者の3者の気持ちを大切にした
絵本を作ろうと決意。
日本の絵本分野に、プレパレーションジャンルを確立させるために日々奮闘中。
2023年9月えほんを全国2万件の病院へ届けるためのプロジェクトを成功させる。
子ども・女性向けのイラストを得意とするイラストレーター
多摩美術大学卒業。神奈川県藤沢市在住。
書籍や雑貨のイラストを手がけるほか、デザイナーと教員の経験を活かし
小学校で使える素材を自主制作しHP等で発信している。
著書『UDフォントで見やすい!かわいい教室掲示&プリント500(学陽工房)』。
え:megkmit
びょういんにいくと ココロがドキドキ
カラダがそわそわするかな?
コロとカラのほしでは びょういんにいっても
みんな ニコニコしているよ
それはね びょういんでなにをするのか
ちゃんと わかっているからなんだ
みんなもニコニコ ホッとできるように
コロとカラといっしょに みてみよう!
とお ほし ふた ご
遠い星からやってきた双子のコロとカラ
ー
ー
コロ
赤色でとんがりが
1 つの帽子をかぶっている
性格:楽しいことが大好き
ちょっとあわてんぼう
好きなもの:りんご
好きな遊び:ブランコ
カラ
あおいろ
青色でとんがりが
ぼうし
2 つの帽子をかぶっている
せいかく
性格:みんなにやさしい
こわ な むし
怖がりでちょっと泣き虫
す
好きなもの:ぶどう
す あそ え か
好きな遊び:お絵描き
医療従事者がこだわりぬいた3つのポイント
男の子・女の子関係なく
多様性に配慮した
中性的なキャラクター
コロ
カラ
自然と物語に入り込める
対話を促す言葉かけ
からだのなかには たくさんの「ち」が
「けっかん」という
どうろを はしっているよ
おおきいどうろ
ちいさいどうろ
たくさん あるよ
さいけつを しないては だれかと
つないでも いいよ
すきなものを
もっていても いいよ
あなたは だれと てを つなぐ?
なにを もっていたい?
さあ いよいよ さいけつだよ
どんなじゅんばんで やるのかな?
恐怖感を覚えず
イメージしやすいデザイン
対処能力を
最大限に引き出す
①ぎゅっ
「くけつたい」で
「ち」を
あつめるよ
しょうどくを するとき
すこし ひんやり するよ
③すーすー
②すりすり
④ちく
「けっかん」に
「はり」を さすよ
どの「けっかん」で
「ち」を とるか
えらぶよ
⑤じーん
「ち」を とっていくよ
クラクラしたり
きもちわるく なっていないかな?
⑥すっ
「はり」を ぬくよ
⑦ぴた
「ばんそうこう」で
「ち」を とめるよ
せんせいと
かんごしさんも
おうえんしているよ
看護師、公認心理士
ホスピタル・プレイ・スペシャリストが
集結して作った病院絵本
キャラクター、デザイン、絵本内の
一言一句までこだわり、わかりやすさを追求
子どもの気持ちを引き出す
大切な要素をぎゅっと詰め込みました。
安全面はもちろん配慮しながらも、
子どもが選択したり、これはしてもいいよ!など我慢ばかりではない言葉かけを意識しています
えほんに込めた想い
子ども・保護者・医療者が、
安心・納得して検査・処置が受けられる絵本を目指しました。
01
幼少期のトラウマ
私は幼少期喘息で、入退院を繰り返していました。
点滴をするのにも慣れていて、
「座ってできる」と伝えても医療者に信じてもらえず、
馬乗りで抑えつけられたことが
今でもトラウマとして残っています。
押さえつけられて怖かったことよりも、
母への怒り、「うそつき!」
という気持ちがとても大きかったです。
02
抑える立場となった看護師の経験
看護師となり、次は抑える立場になりました。
「大丈夫だよ」とこどもに声をかけながらも、
気持ちのどこかで幼少期の自分に「うそつき!」と
言われている感覚でした。
あの時の自分を見ているかのようで、
とても心が苦しかったです。
03
母となって知ったやりきれなさ
次に母となり息子が体調を崩した際に、
抑えつけられる息子を見る立場になりました。
たっぷりと涙を浮かべて、何かを訴えるように
向けられた目を直視することはできず、
差し出されたその手を握ることしかできない。
「また同じことを繰り返している…」
そんなやりきれなさがありました。
処置はしなければいけないこともあるけど、
親だけでなく子どもにも
もっとわかるように説明をしなければならない。
いろんな選択肢の中から自分で選ぶ体験をすることが
頑張りを引き出す土台になることを考えました。
プレパレーションが効果的であるという研究結果は
続々と発表されています。
しかし、医療現場で導入されているケースは
あまり多くないと実感しています。
医療者の忙しい現実
医療のことがわからないから説明したくても
ごまかしてしまう親子の信頼関係を崩すことなく
プレパレーションをするためには、
・何度も読み返すことができる
・持ち運ぶことができる
・同じ方向を向いて視線を合わせ対話をすることができる
・こどもたちに慣れ親しんだツール
この条件を満たせる絵本が必要だと長年思い続け、
出版に至りました。
04
“医療の三方よし”を実現したい
こんなお悩み
ありませんか?
こども
なにをされるかわからないから怖い!押さえないで!
だまして病院へ連れて行くのに罪悪感がある
看護師
子どもへどうやって説明したらいいかわからない…
時間をとってあげたいけど待っている患者さんがたくさん
保護者
医師
コロとカラのびょういんえほん活用方法
受診
診察→採血をしよう
医師・看護師が確認
ご自宅で
親子で準備
待合室で
心の準備
採血中の処置室で
実況中継
採血後に
気持ちの整理
可能な限りこどもの要望に沿った方法で採血
おつかれさま!頑張ったね!
さいけつするときの しせいは どれを えらんでもいいよ あなたが ほっとする
しせいを えらんで おしえてね
ごろーんと ねる
おひざで だっこ
ひとりで すわる
採 血
コロとカラのびょういんえほんは、対話形式で子どもの声にならない声を引き出し、
子ども・保護者・医療者が、安心・納得して検査・処置が受けられる絵本です
子どもの心と向き合い、何を感じ、何を思い、何を選択するか
一つ一つの対話を重ねることが、子どもの未来を形づくっていく…
muratayr13@gmail.com
https://corokara-ehon.com/
https://www.instagram.com/shouni.ns.yuri/
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